今日はメンタルヘルス、心の健康についてお話しますね。
まず冒頭でお伝えしたいことはただ一つ。
心の健康というと、体をちょっと横に置いて考えてしまいがちですが、それが間違い!なんです。
心と体を切り離して考えると、私たちは途端に弱ってしまうということです。
心と体は本来一緒。心身一如とか心身統一、言動一致も同じでしょう。また身口意という仏教用語もあります。
心と体が一体となったとき、一人前の力を発揮することができるとも言えます。
ですから、心を体を切り離さずに。心が体を動かして、体が心を支えます。そう、体は心の土台だったんです。よ!
だから、心が病んでいる、心が弱っているときに、なんとか気持ちや考え方で乗り切ろうってたって限界です。もうすでに弱った心には、そのことがさらにマイナス影響を与えることもあります。
だって、心がしんどいんだもん。ね
目指したいのは、心身ともに充実した健康状態です。
目次
心と体は一緒
健康は、もともと健体康心なのです。健やかな体、康らかな心。
心が体を動かして、体が心を支えます。
ですから、メンタルヘルスってもともと、体も含まれているって思った方がいいよね。
体が健康じゃないと、体が丈夫じゃないと、心はもちません。すぐ疲れちゃうし、すぐ弱っちゃう。
だからといって強い体、ムキムキのキン肉マンがいいんじゃないのはわかるよね。
心の強さって、なにも辛抱するこじゃないし。
状況に対応できる心、飲み込まれないしなやかな心、相手に合わせられる余裕がある心。
それに必要な体。対応できる体、しなやかな体、余裕がある体を作ればいいんです!
これって、スポーツで考えるとぴったりきません?何か相手と向き合う勝負のスポーツの場合、この対応できる余裕があって、動きがしなやかであれば勝てそう!みたいにね。
もう少しわかりやすく「元気」な状態であることを目指してみましょう。
元気って、心にも体にも使いますよね。
体の元気を作る要素は何でしょう?
東洋医学では「気血水」という言葉があって「きけつすい」と読みます。
元気を作る要素は「血の流れがよいことと、水の流れがよいことですよ」血はそう血液、栄養と酸素を運びます。水は、老廃物のことです。夕方になると足が重いとかむくむです。その巡りがいいと元気ですよという意味があります。
巡りが悪くなると元気がなくなって。風邪をひいたりするわけです。元気から病気になるんです。
血管は10万キロ
体じゅうに張り巡っている血管はなんと10万キロもあります!それは地球二週半にもなります。一番細い毛細血管は、髪の毛の10分の1の細さ。そうやって体じゅうに血液を送り酸素と栄養を届けてくれるので私たちは元気でいられるわけです。
健康のための運動は、この血液循環をよくしてあげることが元気への近道です。ですから、汗ダラダラの筋トレでなくてもも”元気”はつくれますよ。
また「水」=老廃物が体にとどこっていると調子がよくないです。それはイメージできますよね。でも夕方になると足が思いとかむくむとか、夜中に足がつるとか。起きている間に重力で下半身に老廃物がたまりやすくなってしまいます。
これを解消するコツは足にあります。それはふくらはぎです。ふくらはぎが第二の心臓と言われています。ふくらはぎを第二の心臓として活躍させるには、歩き方がポイント。歩くときの着地や重心移動を意識するとふくらはぎは第二の心臓として活躍してくれます。
それがうまくいかないと夜中に足がつるという悲劇が起こります。
健康づくりにウォーキングとは言いますが、1日一万歩歩いたからといって健康になるわけではありません。ただ健康な方は歩いている方が多いですけどね。言いたいことは歩数だけを健康づくりのバロメーターにしてはNGということね。
血液循環をよくして、老廃物の滞りをなくすには、1日300歩のウォーキングからはじめましょう。300歩でいいの?いいですよ。3−5分、足の着地を意識して歩いてみましょう。
(参考記事)→足のむくみを解消するウォーキングフォーム
姿勢は心に影響する
わかりますよね。姿勢というくらいですから。見た目だけじゃなくて、物事に取り組む心の状態も姿勢といいますし。
猫背でも、胸を張ってる反り腰もNG。姿勢がどうか自分でわからない方は、お腹がぽっこりしていたらそれが姿勢の崩れです。&太っている(かも!)
まずは呼吸が浅くなりますよ。浅い呼吸は不健康です。長生きとは長息のことですよ。ほんとに。ですから呼吸の浅い状態では不健康で、あなたの心を支えられません。
呼吸が浅いと、単純にそれは酸欠になりますから集中できない、短気になる。疲れやすい。すぐ眠くなる。疲れが回復しない。落ち着かない。焦りやすい。集中できず、ものごとを深く考えられない。交渉ごとに弱い。諦めやすい。など。
ただ姿勢が悪いだけでなんか、悪いことがたくさん出てくるんです。
それだけじゃないですよ。
肩こりや腰痛、首こり背中のはり、消化不良、内臓への負担、代謝が落ちる、太りやすくなる、睡眠の質が低下する。見た目には、ぽっこりお腹、垂れたお尻、O脚、膝痛や、外反母趾にまでつながるのです。これらの不調、痛みは仕事の効率を下げてしまい、仕事が気持ちよく終えられず疲れるのに休んでも疲れがとれない悪循環がはじまります。
本調子でない体の状態では、心の健康を維持する土台にはなれません。
呼吸とリラックス
また、呼吸が浅いと自律神経がうまく切り替わりません。
浅い呼吸は、交感神経といって活動モードに。そして深い呼吸が、副交感神経。これは休息モード。
いつも浅い呼吸だと交感神経から副交感神経にうまく切り替わりません。
浅い呼吸では、末端に血液がいかない、内臓の働きがよくない、いつも緊張しているなど。これが休息モードに切り替わらないと体は休めないのです。
どちらがいい。のではなく、必要な時にそのタイミングで切り替わる。自律神経はバランスが大切です。とはいえ、実は自分でコントロールできないのも自律神経なのです。が、唯一は呼吸で切り替えることができるんです。
深い呼吸ができれば、自律神経の切り替わりをお手伝いしてくれますよ。
長い息が、健康長生きのコツ!といえますね。
姿勢を支える土台の下半身
骨盤は背骨の土台であって、下半身の太ももやお尻はその骨盤の土壌だと思ってください。
下半身には約7割の筋肉がありますが、それが衰えてきます。いつの間にかね。そうして姿勢が崩れていってしまいます。若い時からだという方は、若い時から筋力不足です。または筋肉があってもそれが姿勢を支えるための筋肉にはなっていないということです。(たとえばスクワットとかね)
(参考記事)→大人になってからでも猫背は改善できる!姿勢チェックからはじめよう
(参考記事)→姿勢を支える骨盤から整えよう!
それでね。
もしかすると、その姿勢の土台になる下半身の筋力低下によって、あなたの心が支えられずに、今あなたの心の健康が損なわれてしまっているかもしれないということ。
実は私はそのことに気づいたのです!
「なんと、悪いのは私の心じゃなくて、考え方じゃなくて。へなちょこで姿勢すら支えられないこの私の体がまずかったんだ!!」ということに。
そうしたら、一気に気持ちがすっーっと晴れました。
体を整えればそれでいい。ですから。
そりゃどうしょうもない、扱いきれない心にこれ以上向き合う必要がなくなったのです。苦しい苦しい自分の心に。
そう思って、デューク更家氏の書籍から、教室に入り、弟子入りし、インストラクターになって、熱心に体づくりにとりかかることとなるのです。そうなると何がなんやら、鬱もどこへやら。ですよ。
当日は、人前に立つことなんて考えられないです。
鬱の時は顔を上げれない。相手の目を見れない。どう思われているか気になって身動きがとれなくなる。わけですからね。
体を動かしていくにつれて、自分の状態がみるみる変化を遂げることになるのです。私は、落ち込みやすい思考グセもあるでしょう。でも、これ仕事にしたらいつも体を整えていられるから落ち込まずに心の健康を維持できるのではないんじゃ?!と思い今の仕事につくことになるのです。
心を支える体
わかりやすいのが、お相撲さんのシコ踏みの姿勢と心の関係。
ずっしりとしゃがみ込めるか。ぐっとその状況が保てる体かどうか。とはいってもたいそうなことではないんですよ。だって支えるといっても自分の体重でしょ?支えれないと本来はおかしいんです。
でもこれが思ったよりできないんですよねー。生活の中でしゃがむという動きをする機会が減っています。和式トイレや畳の生活など減っていますから。
できないということは、下半身が自分の上半身を支えられていないということで、それってまさに先ほどの姿勢の土台の下半身の崩れのことです。
からダイレクトに感情に作用してきますよ。
シコ踏みの体勢が十分にとれないと、短気になったりイラつきやすかったり、キレやすかったり落ち着かなかったり。見た目通り踏ん張る力や粘り強さが生まれません。
喜怒哀楽での「怒り」の感情さえ、くつかの段階や状態があって。「怒」は言葉を変えれば、はらが立つ、むかつく、キレるというわけですが、状態は腹の位置、胸の位置、頭の位置とどんどん気持ちは上がってくるのです。上に上がれば上がるほど、反射的であり、たとえば手が出てしまったりもするわけです。
はらたつなーというのは、ある意味で言葉に出したり思いながらその感情を十分にはらにためておくことができるわけです。むかつくと胸にきますから、けっこう口が悪くなります。キレると反射的に相手に手を出すことがあるかもしれません。
自分に自信がない。いつも不安。という方も、気が向いた時にシコ踏みの姿勢をとってみられるとよいかもしれません。
下半身の体力がつくと、まず呼吸が変化します。
呼吸が深くなり、落ち着きます。
全身の血流がよくなりリラックスします。呼吸も気持ちも体も落ち着くことで気持ちに余裕が出てきて、視野が広くなります。何で自信がないのか。誰から言われるとかこう思われるとかにもし囚われているのなら、そこからの解放の近道こそが深い呼吸です。もし、努力が足りないのなら、それも明らかに自分で感じることができるようにもなるでしょう。
血流がよくなることで、最初にお話しした「元気」が体にも心にも満ちてきます。
深い呼吸を体でつくる
ヨガの瞑想、マインドフルネスといわれるものは、深い呼吸により落ち着いた精神状態になり、ものごとの本来の姿を明らかにみえてくるようになるわけです。心眼とかいう言葉で当てはまるでしょうか?
そのための呼吸は、吸う息よりも吐く息を長く、吸うの2倍以上時間をかけて吐くことができるのがよいとされていますよ。
ゆっくり息を吐くのって思ったよりも難しいんです。これは少し慣れが必要かもしれません。それに呼吸はベースとなる体の状態に左右されますからね。
たとえば大げさに猫背になってみても、胸をはってみても、どちらも深い呼吸ってできないんです。それ以上、肺のあるあばら周りが広がらないでしょ。
腹式呼吸というのも、横隔膜がさがってそれを支えるのは、腹部や骨盤底筋といわれる部分。結局、呼吸も体次第なんです。ですから、四股でもふんで心に余裕を持つということは、深い呼吸によって叶えられるのです。
体のスイッチ、心のスイッチのONOFFを担当する自律神経のコントロールにも有効です。
仕事などで興奮状態にあれば、呼吸をゆっくりすることで落ち着きを取り戻すことができます!心も体もね。
また、武道の世界でいわれているのは、勝負の世界では呼吸がゆっくりと落ち着いている方が勝つのだそうです。
吸う息のことを「隙」というのです。じっと相手の動き、相手の心の動きが見れるのは呼吸が落ち着いている方です。だから本当は勝負をする前に決まっているそうです。
身口意 しんくい
私たちが一番力を発揮できるのは、身(からだの状態、行動)と口(発言)と意(心、思っていること意識していること)が一致したときです。
言動一致でないと、口だけと言われ、人からの信用が失われますし、そもそも実現しません。
心身一如でないと、心と体がバラバラで、力が発揮できません。
たとえば、仕事で仕方ないからやっている。場合どうでしょう?
口では目標達成がんばります。そしてそのために行動もして結果を出している。
のに、本当はやりたいと思っていない=心が伴っていない。これってどうですか?
病気になりそうでしょ?いずれ崩壊します。
また電車に乗って車掌さんが「安全ヨシ!」と信号確認をしたときに、もし、気持ち伴わせず、口だけで「安全ヨシ」といい、体だけ、かたちだけ信号をさしていたらどうでしょう?そこに安全はありますか?
ありませんよね。
実際この実験をすると、心を伴わせずに何か考え事をしてもらったら、姿勢チェックをしたときに倒れてしまうのです。これでは現場で何かあってもとっさに行動ができないということなのです。
この実験を通して、自分のパフォーマンスをアップさせるために「身口意」の三つを一致させることで、私たちは力を発揮できますよということをお伝えしています。
(参考記事)→「身口意」を一致させて行動パフォーマンスをUPしよう
体がしんどいときは
心がしんどい時は、体が動かして。体がしんどいときは休む。
体がしんどいときは気力では乗り切れません。体がしんどいときは「休む」でOK。骨休めという言葉があるように、横になるということがとても大切です。
もし眠れなくても目を閉じるだけでも体を横にするだけでもいいです。なにせ横になることが体を休めることができます。
体はもともと「體」と書いてからだと読みました。骨休めとはここからきています。横にしてあげると体は休まります。目を閉じると脳が休まります。
休まるとまたがんばろう!って気力が溜まってきます。休みたい時は休みたいだけ休むのも大切です。
仏教学のひろさちや先生は、ひきこもりの相談してきた親に「ひきこもりたいだけ、ひきこもればいい。」とおっしゃってました。そうしたら、もういいってなって自分から必ず出てくるから。その間余計なことは言わなくていいから、ひきこもりを認めてあげて。ひきこもりたいだけひきこもればいいと言ってあげれば良い。と。
私も時々、落ち込むことがありますし、体が疲れて思うように動けない時もあります。そんなときに、自分を攻めずに、まぁ休める日だからどんどん休もうと休みます。仕事も現場でない限り、約束がない限り、休みます。そうやって甘えさせることもあります。そうすれば、3日もすれば何かしたくなってくるもんです。そうやってなんとなくでも、体の中から湧いてくるものがあるまで、じっと待ちます。
そんなときもあれば、気力が足りない時は、人に会います。元気な人にあったり合氣道のお稽古に出かけてみます。合氣道の稽古では、相手があることですから、しっかり気持ちを持たないと相手にも失礼ですし、怪我をしてしまうこともあります。そんなときは、目の前にある相手のことに集中していくと、気が満ちてくる感覚があります。
気とかいうと、わかりにくいかもしれません。気を出すもわかりにくいけども、気合い!とか、気が引ける。という言葉使いますよね。それと同じのようです。
稽古日でないときは、音楽を聞いたりします。特にジャズなんか気が出ていいですね。個人的には上原ひろみの演奏は「気が出ている」と感じます。ソロもいいですが、セッションなどはまさに「気」の通い合いですもんね。
気の出ている音楽を聞いていると体にエネルギーが充電され心が元気になってくるようにも思っています。
これで元気が満ちるというもの、勇気が出てくるというのがいくつかあると、それは自分のお守りになりますね。またそれが効かないときがあるかもしれません。それはそれぐらい疲れてるんだな、傷ついたんだなという物差しにもなります。
訳の分からないところにいたら、心は疲弊します。自分の心の状態を客観視できるといいかもしれませんね。
これからも、いきている限り、心を支える体をしなやかに育てていきたいと思います。ご一緒にいかがですか?

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