先日、NHKのニュースで「靴教育」について取り上げられていました。
幼稚園や学校、教育現場においての靴教育をされている早稲田大学教授 吉村眞由美先生による取り組みです。
番組では「すぐ疲れる」という子どもの靴をチェック!すると靴の中に砂がぎっしり。吉村先生からは「大きすぎる靴を履いているから」という指摘。
また、足指が折れ曲がってしまっている(ハンマートゥ)子ども、外反母趾になりそうな子ども、浮き指(指先が地面から浮いている)子ども・・・吉村先生によると、医学的に足は7−8歳までに足の形状が決まるそうです。
子どもの頃に合わない靴、大きすぎる靴、小さい靴などを履かせていると、大人になって足の悩みを抱えることに。たとえば、履きたい靴を選べないなど・・発達期の子どもの靴選びと靴の履き方、そして歩き方は重要です。
まずは、親である大人の私たちが、きちんと靴を履くということを知っておきたいですね。
その靴、ちゃんと履けてますか?
玄関でスリッパのようにかかとを踏んだ状態で靴に足を入れ、靴を引きずりながら歩き出して、玄関出たあたりで靴のつま先とんとんして足を入れる。
こんな靴の履き方、していませんか?
このような履き方をしていると靴の中で、足が固定されず、自由に動きすぎて、スリッパを履いたときのように、足を引きずり歩くような歩き方が身についてしまいます。
足の変形や、つまずきやすくなる、タコやマメができるなど、足の健康状態とも大いに関わりがあります。
靴の文化が成熟していない日本
靴文化が浸透してまだ100年ほどの日本において、靴について正しい情報を得ること簡単ではありません。同時に、靴を履いて歩くこと「歩き方」においても同じです。
これまでの衣食住文化、つまり生活様式における変化は、私たちの身体にも大きく影響してきます。
たとえば、住環境では、トイレは和式から洋式に。ちゃぶだいは、テーブル椅子に。お風呂はシャワーに。お布団はベッド。
衣文化では、ぞうりや下駄から靴へ。足袋から靴下へ。着物から洋服へ。
そして、食生活も様変わりしています。生活がこのように変化していても、私たちの骨格や筋肉はその変化に追いつきません。ですから、意識的に習得する必要があります。
どうして、膝が曲げて小股で足をひきずり歩くのか。生まれてこのかた草履や下駄を履いたことがなくても、私たちにはその身体の使い方が残っているのです。
鼻緒を足の指の又にひっかけて脱げないように歩くには、膝を曲げて内またぎみに歩くことになります。また着物を乱れないようして歩くには大股で歩くことはできません。
脱ぎ履きしやすい靴や簡単に脱げるようにゆるく靴を履くのも、お家では履物を脱ぐという生活と関係しています。大きめの靴をゆったり履くのが好きなのも、その名残といえます。
大きめの靴、選んでませんか?
子どもの足がすぐ大きくなるといって、大きな靴を買っていませんか?靴の中で足が動いてしますので、足指に負担がかかり、変形、外反母趾やハンマー指、浮き指なども作られてしまいます。足元が安定しないので、ぐらぐらしていて、いつもつまづきやすかったり、転びやすかったり。
また、いつの間にか靴が小さくなっていることに気づかないままのことも。足のサイズが合わない靴を履くと、足の成長、発達を妨げることに。また歩くことがスムーズでないために行動力がなくなったり行動範囲を狭めてしまうことも。あるから注意してみてあげましょう。
特に幼少児は足の発育が早く、3〜4ヶ月を目安にサイズを測り、適正サイズか確認が必要です。【ご注意】15.0cmの子供に16.0cmの靴を履かせると足と靴の誤差率は1.07。
これを大人の場合におきかえると、23.0cmの人が24.61cmの靴、つまり3〜4サイズも大きな靴を履くことになるのです。(株式会社ムーンスター HPより)マジックテープでとめる靴の選び方のポイント
マジックテープの靴を選ぶときには、マジックテープが二箇所あるもの、テープの折り返し部分に金具がついていて、しっかりと足を固定できるものを選ぶようにしましょう。
正しい靴の履き方
さあ、今日からきちんと靴を履いてみましょうね。
ポイントはしっかりと、かかとをフィットさせること。まずは片足ずつ。かかとを地面にトントン、つま先は上げた状態でしっかりと靴ひもを結んでください。
「靴はかかとで履く」
まずは片足だけで試してみるとその違いが明らかにわかりますよ。これまでとは全くフィット感!
足と靴がしっかりフィットしていると軽さが違います。「これ同じ靴?別の靴を履いているんじゃないの?」という感覚になっていればうまく履けていますよ。かかとと靴がフィットして、靴紐がテーピングのような役目をしてくれていますので、靴と自分の足が一体化します!
私たちは大きめの靴を選んで、スリッパやつっかけ、草履のようにして履くクセががあります。靴を脱いだり履いたりする生活習慣の中では、靴紐をほどいてというのがとても面倒に感じます。
子どもは大人の真似をします。
玄関で靴の先にだけ足を入れて、靴を引きずりながら歩き出して、玄関出たあたりで靴のつま先をとんとんして足を入れてませんか?
そうやっていつも横着していると、スリッパを履いているようなもの。スリッパを履いて歩いているとき、私たちの足指はどうなっているか観察してみましょう。脱げないようにと足指を浮かせたり、屈めたりしているはずです。そうしないとすぐに脱げてしまうんですよね。もし靴をスリッパんのように履いているとそんな足指の状態で長時間歩いていることに・・・・
靴の中で足が動くということは身体が安定しないので、体のあちこに負担がきます。
靴を履くときは必ずかかとトントンです。だから玄関先で慌てて靴を履いて「つま先とんとん」はダメ。
私たちの習慣がそのまま子どもの習慣となります。これは習慣を変えるだけのこと。わたしたちの足の健康を守るためによい習慣を身につけてください。
足に合う靴を選んで、靴を足にフィットさせて履くだけで、転びにくくなったり、走るのが早くなる子もたくさんいます。
私が稽古に通う心身統一合氣道の道場では、子ども自分でお手洗いにいけるようになれば習い始めることができます。小さい子どもはかわいいです。道着の帯をくるくる丸めてるのを私が見ていたら、まもなく丸め終わるよということろで、その手を離してしまうのです。それで私が驚く顔をみて喜んでいます。自分でやることになっているので、助けられませんから、終わって30分経つころまで自分の着替えをやっています。見てないふりをしても、見て欲しそうにするのでなかなか終わりません。
さて、合気道の子どもクラスの最初の級では、あいさつができること、靴を揃えることができること、道着をたたむことができること。などが項目としてあります。
ですから、道場では子供たちの靴がきちんと揃えられています。保護者の方からは道場でだけ、家では脱ぎっぱなしだそう。師範は「道場でできればまずはよい」とお話されているんだとか。なぜかというと、お家の方が玄関で靴を揃えていないから、おうちではやらない。ということなんだそうです。そのことに気づいて欲しいとおっしゃってました。道場では子どもたちの靴はきれいに揃っています。その環境が子どもの靴を揃えるという当たり前をつくるのですね。
安定した姿勢
よい姿勢を子どもに教えるのは難しいです。私たち大人が、よい姿勢がまずできていません。この際ですから、親子一緒に姿勢を見直してみませんか?
「気をつけ」はよい姿勢と思い込んでいませんか?
学校教育では、規律の意味も込めて、集会等では「気をつけ」という号令で姿勢を正すことをします。姿勢を正すというと、体だけのことではありません。気持ちを正すという意味も込められています。
ただ「気をつけ」で長時間保てますか?疲れてきますよね。ですから「気をつけ」には「休め」がセットです。ですので、気をつけの姿勢は、長時間安定した姿勢をとることはできません。今日ご紹介したい姿勢のポイントは、安定していてラクで長時間保てる姿勢です。
安定した姿勢のためには足。足が全身土台となります。その足の指が地面から浮いていると不安定です。この状態を「浮き指」といいます。足型をとったときに、足指がうつらないなどで判明することがあります。
浮き指は、地面から指先が浮いている状態で、地に足がついていませんからとても不安定です。原因は様々ありますが、指先を地面につける訓練が必要です。そのために、まずは裸足になってつま先立ちをしてみましょう。そしてつま先立ちで歩きます。
スキップもいいですね。楽しく歩いてみましょう。つま先を使って歩くことで、つま先が地面に着いている感覚を身につけることができ、徐々に浮き指が改善されていきます。
浮き指を改善したところ、落ち着くようになったという子どももいます。
浮き指では地に足がついていません。いつも不安定なので、気持ちも不安定になるのです。浮き指が改善されると指の力もついてきます。
足の指先相撲などで遊ぶのもいいです。足指の力がつくと、足のアーチの発達にも好影響がありますよ。アーチがないと、歩いてすぐに疲れてしまいます。歩くのがすぐ疲れるというお子さんがいたら、一度足のアーチを見てあげてくださいね。
もしアーチがほとんどないへん平足だったり、アーチが低いかもということであれば、今日からつま先立ち、やってみましょう。
歩き方、どうすれば?
さあ!歩いてみましょう。あまり難しく考えず、元気に少し大きめの歩幅で歩いてみます。かかとから着地するようにして、つま先で蹴り出します。先ほどのつま先立ち歩きで、足の指先までしっかり使えるようになっていればOK.
しっかり大地を踏みしめるような感覚。フィットした靴だと、ぐんぐんと身体が前に押し出されるようになってぐんぐんと歩けます。
「靴をきちんと履く」たったこれだけで転びにくくなり、歩きやすくなりますよ。
靴の履き方、歩き方の躾けは、子育てのコツと言えますね。まずは大人がお見本をみせましょう。
(参考記事)→足が痛いのを靴のせいにするんじゃない!まずはちゃんと靴を履こう。靴の履き方(動画)
外反母趾の子ども
ハイヒールを履いていないのに外反母趾になる子どもたち
中学生の外反母趾は約7%。その予備軍を含めると全体の6割にもなり、10年前の二倍以上に増えているという調査結果があります。また男子でも予備軍が4倍の5割と急増。(埼玉県小児医療センター発表)外反母趾は大人のものではないのです。子どもの外反母趾の原因は、小さい頃から遊び動くことが足りなかったり、運動不足や歩行量の不足により足のアーチがうまくできなかったことが原因になっています。
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(合わせてよみたい)→子どものお口の健康維持は「よく噛む」こと
→子どもの心をつくる四股踏みストレッチ(準備中)
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