せっかくならそのエクササイズの効果をあげたいですよね。
そのためのポイントは、回数やかたち、結果にとらわれないこと。
特に、日常的な動きを改善したい場合、姿勢や歩き方、浮き指改善、むくみ改善、O脚改善....などは、どれだけ効果のあるエクササイズをやったとしても、自分流の悪いクセで体を動かしてしまって、もしかすれば、改善したいのに、よりそのクセを強化していまうこともあるんですよ。
それは本末転倒でしょう。
また体つきや、体の柔軟性などは一人ひとり異なります。見た目だけ一緒にしようとすると本来使いたい場所が使えなかったりするのです。
講演やグループレッスンでも指導していてもプライベートでレッスンで指導すると、あららら違うことになってる。ってことを経験しました。そうならないために、運動する時の「意識」の持ち方を事例をもとにご紹介していきますね。
目次
そのエクササイズの目的は何?
どうする筋肉を動かしたいのか、何のためにその運動をするのかという目的を忘れてはなりません。
回数よりも大事なことです。でも、私たちは、その運動の見た目のかたちと回数と、こうすればいいんだという自分の思い込みでそれを抜かしてしまいます。
角度ひとつ、高さ一つ、やり方ひとつで、効果が違ってきてしまいます。
トレーナーをつけている方は、もちろんそのことを指導してもらえますが、人間はラクをする生き物です。自分のこれはこうでしょっていう思い込みによって、聞き逃したり聞き流したりしているかもしれませんよ。そうでなくても、私たちはついついラクな方で、自分のやりやすいやり方で体を動かしてしまうものです。ですので都度確認がポイントです。
必ず成長する必要はない!無理をしないこと
次のポイントは無理をしないこと。
プロのスポーツ選手などがトレーニングするときに、しんどいところ限界からあと一歩がんばる!とかのトレーニングしますが、あなたには不要なこと。
どうしてかというと、頑張ろうと思っても本来頑張りたいところは限界なので、違う部分を使ってがんばってしまうのです。
昨日は10回できても、今日は7回かもしれません。そこで今日は11回じゃないといけないとかいうのは思い込みですよ。
体は日によって違うわけです。日中疲れてしまうとその日の回数は多くできないかもしれないですよ。
自分の体の調子を見ながら、これ以上すると自分の体の使い方の悪いクセが出てしまうな!ということがわかればいいのです。
そのためには、いつもいつも自分の体の感覚がわかる、感じられるようになっていくことが大切です。
あなたの腹筋の目的は?
たとえば、腹筋。腹筋も目的は何かなのですが。シックスパックにしたいのか?
私がこのブログでシックスパックにすることは専門ではないので触れていませんが、たとえば骨盤後傾によるぽっこりお腹を元に戻すための腹筋はお伝えします。(ちなみに、その結果、シックスパックにはならずとも、ウエストが綺麗にくびれて、横のお腹は削げるようにスタイルアップすることは可能ですよ。)
そんなに太っていないのにお腹が前にぽっこり出ている。お腹に横のシワがない。腰が反っている。太ももの前がかたいというタイプの方。
骨盤の傾きクセを改善するための腹筋運動をしますが、この場合は、いかに背中と腰の筋肉を使わずにお腹の筋肉を使うようにして、体を起こす腹筋しないといけません。
が、骨盤後傾により、いつも伸びきったようになってしまっている腹筋の方は、縮める力が弱くなっています。その場合にもし回数を目標にして頑張ってしまうと、達成するために、使いたくない背中や腰の筋肉を使って腹筋をしてしまうのです。
その結果、骨盤後傾の筋肉をより使うことになります。起き上がれるようになるかもしれませんが、骨盤の傾きについては、一向に改善が見られないという結果に。場合によっては腰に負担がきたりしてしまうかもしれません。たとえば、腰痛の場合の間違った腹筋も同じことです。
手段=この場合でいえばやり方は、きちんと選ぶ必要があるということです。
コロコロ腹筋の間違った例
たとえば写真のような動きです。
この動きをするときに、かたちだけ見よう見まねなら誰でもできることでしょう。でもポイントがあるのです。腰が反ってぽっこりお腹の人は、この動きをするときに、転がる時、床に腰がつかずに先に背中がつきます。それでは意味がないのです。背中が先につくと体がガタガタしますから、そうではなく背中の前に腰が床につくようにしましょう。
そうすると、こんな簡単そうな動きでも一回でもやばい!ってなってしまう方もいます。そして、起き上がってこれません。無理に起き上がろうとすると、腰の力を使って背中を使って起き上がってきますので、それでは本来の目的ではないので、できなくてもお腹だけで起き上がれるところまででOK
そういうことです。
私たちは、こういう運動であれば起き上がれないといけない。こういう運動であれば、足は高く上がる方がいい。何かできないといけないという思い込みがありますが、トレーニングにおいては目的によってその必要はありません。
そうしようとする過程で、体が変化していくことが目的だからです。
かたちや結果にこだわったり。何回やるということを目標にすると、目的と違う結果になるかもしれませんよ。気をつけて。
間違えると怪我のもとになるかも
このような動きの場合には、できるだけ腰を落としてかたちがこの写真のようにホッチキスの使用前のようになるようにできるようになりたい。と思いますよね。実はその結果、膝を傷めることがあります。
このかたちが簡単にできる人はいいのですが、きついなと感じる場合はそもそも股関節が固まってしまっています。
その結果、腰が落ちずに膝だけが前に出る。足は横に開いているのに膝が前に出ると、つま先と膝の方向が違ってしまうので、結果として膝に負担がかかり痛めてしまうことになりますから気をつけて。
この運動の目的は上半身の重みを股関節まわりにかけることで、上半身を支えられる股関節を作る。上半身で負荷をかけ股関節を鍛えるということです。ですから、内ももやお尻まわりが鍛えられるべきところですが、股関節が固いままこの動きをすると、太ももの前ばかりが鍛えられてしまうだけでなく膝に負担がかかってしまうんですよ。
その場合には、腰は落とせるところまでで十分です。この運動をするためのストレッチとしては、股関節を開くストレッチです。あぐらをかくように座り、足裏をくっつけて膝が床につくように。という動きがありますが、これ、股関節が固い人にとっては、いくらやっても無駄。ですよ。
よく考えてみてくださいな。縮むから伸びる。そう伸びるために必要なのが柔軟性。柔軟性とかストレッチとかいうと、伸ばすことばっかり考えてしまいますが、伸びきったゴムはそれ以上伸びません。でしょ。縮む力を先に加えてあげることで股関節がスムーズに開くようになってきますよ。
また「浮き指」だとこの体勢が安定せず、どうしても膝が前に出てしまって正しい動きができません。
(参考記事)
→自分は浮き指ではないと思ってたのに。「足の小指が寝ている」「爪がない」
例:股関節が開くようにする運動のコツ
このようなポーズで股関節を柔らかくしようとガシガシ内ももを下方向に押したところで、股関節は柔らかくなってくれません。(よね)
たとえば、股関節を柔らかくしたい場合の、2人で行うストレッチ。
一人はサポートです。股関節をストレッチする人の太ももの内側に手を当てて押さえます。ストレッチする人は、押さえられ広げられている状態から太ももを閉じようとしてください。3秒くらいでサポートしている人がパッと力を緩めます。これを三回くらい繰り返す。
次に逆。太ももの外側を持ち上げるようにしてサポートします。サポートの人が膝を閉じようという力を働かせます。そこにストレッチする人が膝を開こうとするのです。力は拮抗します。3秒くらいでサポートしている人がパッと力を緩めます。これを三回くらい繰り返す。そのあとに股関節の開きぐらいをチェックしてみてください。
どうですか?開くでしょ。これが柔軟性の本来のストレッチというものです。ただ伸ばせばいいということではないということです。
また、股関節を柔らかくするもう一つのアプローチは、お尻です。股関節が開かないのは、お尻をキュっと締めれないからです。
この場合には写真のようにお尻を締めるエクササイズを行いましょう。
この動きは、腰を反らしますので、終わった後はコロコロと腰を丸める動きも合わせて行いましょう。
少し動きが良くなった状態で、シコ踏みの動きをしてみましょう。膝が前に出ず、股関節が横に開きだします。これで本来の運動目的に近づいていきますね。
「わかること」と「できることの違い」
「知的に理解すること」と「身体で体得すること」とでは、本人が得られるその情報の質が大いに違います。
頭での理解ができると、ものごとはすでに達成したように思ってしまう傾向があり
(私は、逆だととてもスムーズなのではないかと感じていて。体得したことが理解できたとき、再現性や人に伝えることに繋がるから。わからないとできない。のではなく、やってみてできてから考えるもよろしい。時間かかるのだけど。自分のものになる。そしてこの繰り返しなんだと思う。知ってるけどできないからできるようになる、合点がいく。これまでの知識が統合されていく、自分のものになる。)
頭で知っていることが、どこまでも身体の動きの習得を邪魔することもあるということ。
私も経験がある。あれ知っていることとちがうなぁ。
どっちが正しい?になると、結局のところ時間がかかるけど、それも無駄ではないのよね。決めつけさえしなければ。
まずは素直にやってみる。
できるようになれば、全部がつながっていることとその違いがわかるので、区別できるようになる。区別、違いがわかることこそ、教養だと思う。
プライベートレッスンご受講され、日々メンテナンスに取り組まれている方々は、自分なりに悩み、本やネットで知識を入れてきたことと一致するとき、どうすればいいかわからなかったのがわかるとき、知識と違ったとき。どの場合においても、できるようになったら、そのことがよーくわかる。という感覚を得ていらっしゃるようです。
体得してわかることを「腑に落ちる」といいますが、まさにそれ!
腑に落ちる感覚って、なるほどという理解とはひと味もふた味も違って、実はすごい感動と喜びを伴って。
それは考えてきたから、悩んできた、その人だけが得られるものね。と思っています。
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