熱中症が発生する場所は「室内」が一番です。私たちが心安らぐ場所である住まいの中での「熱中症」なぜ起きるのでしょうか?
また、熱中症の救急搬送車数は東京23区が一番多くなっています。これは単に人口が多いということだけではなく、人口密度が高い、コンクリート舗装による熱の影響といえ、都市部で多く発生しています。大阪と福岡の人口変わらないけれども、自然のある福岡よりも大阪の方が、熱中症で搬送された人が多いことからもわかります。
これまでは「熱中症」という言葉はありませんでした。子どもの頃、夏の朝礼でバタバタ倒れるのは、日射病と言われていました。
熱中症:日射病と熱射病の総称
日射病:屋外で強い直射日光、炎天下にさらされておこる。
熱射病:暑いところに長時間いたためにおこる。
目次
どうして家の中で、熱中症になるの?
私たちが室温が高いから熱中症になると思っているのは間違っています!
人間の体感温度は、空気の温度、壁からの輻射熱(温度)、直接触れる電熱、空気の対流でおきてくる熱。断熱性能の低い家だと50度くらいになります。また、マンションなどのコンクリートの壁は蓄熱が強く40度が一晩中続きます。このことが原因。
寝るときにエアコン切っても壁が40度の熱を持ち続け、これは輻射熱といって、電磁波の一種ですから、その熱が体の中に伝わってきます。しかも寝ている間じゅう。知らないうちに体の中に熱がこもり「熱中症」になるのです。
車での熱中症にも注意
炎天下に駐車した車は車内温度だけでなく、ダッシュボードや車体の鉄が持った熱が影響します。エアコン使用した場合、車内温度はエアコンとほぼ同じ温度でも、ダッシュボードは53度(最高では61度)にもなります。猛暑日の日中、運転中していてもにエアコンが効かないのではなく、ダッシュボードや車体から体に伝わる熱により、エアコンが効かないと感じます。車内でも体の中から茹ってしまう状態になり、注意が必要です。
気温:35度 天気:晴れ 車内温度が25度になった状況で屋外に駐車
たった10分で車内温度は37.8度、ダッシュボードは55.6度になります。1時間20分後の[実験結果] 車内47度(最高52度):ダッシュボード66度(最高74度)
サンシェードを使用することでダッシュボードは48度(最高52度)で、25度も低く抑えられます。車に熱をためないためにも使用が推奨されています。JAFによる「車内温度変化」実験
炎天下の駐車では、短時間でも車内温度は急激に上昇します。短時間でも熱中症や脱水症状が懸念される環境になります。窓を開けても、サンシェードを使っても不十分で子どもの置き去り、ペットの放置は危険であってはならないことです。(熱中症指数はエアコン停止後数分で注意、警戒となります)
放射熱・輻射熱(ふくしゃねつ)
放射熱・輻射熱というのは「電磁波」の一種です。私たちは、電磁波と聞くと今はケータイやスマホなどのイメージですが、昔から家庭にあるのは「電子レンジ」です。電子レンジは、食品の細胞内の水分を揺らしてあたためることで、あったまりますよね。中からあたたまって、もし加熱の時間が足りてないと、たとえば冷凍ご飯は、ラップ近くのお米がパサパサだったりします。
冬で太陽の光が出てたら、窓際に座って日向ぼっこしてあったまった経験ありませんか?
私の居所でも、冬は午前中光が入り込み、窓際にいると汗ばんで半袖でもいいほどにあったまります。これが太陽光が電磁波の輻射熱として届いているということです。
これを応用した暖房器具は、遠赤外線ストーブです。遠赤外線といえば、炭火焼き。やっぱり炭焼きが美味しい!と思ったことがある方は、この遠赤外線によって、中からじんわりとあっためるからなんですね。
太陽の放射(輻射)熱と遠赤外線では、周波数が違いますが、同じ電磁波の種類で、体の中からあたためます。こんな暑いのに冬の話をしましたが、これをこのまま夏に置き換えていただくと、窓際は暑いだけでなくとても危険であることがおわかりいただけますか?
窓からの太陽光による「放射(輻射)熱」にも注意が必要ということ。
寝室のエアコンをタイマーにすることは「熱中症」の危険があることもおわかりいただけますね。
エアコンが切れたその時から、壁にこもった熱があなたの体をあたため続けます。体は、なんとか発汗させて体温を下げようと寝汗をかきます。体温コントロールをしているということは、「自律神経」が休まりません。寝ても疲れたがとれない、寝たら余計疲れているような気がするという日々が重なり、疲労が蓄積します。夏疲れや夏バテ、夏風邪など免疫が落ちてしまうので注意が必要です。
(参考記事)→夏はどうして疲れやすい?!

放射(輻射)熱は、目に見える光(可視光)や紫外線、そしていわゆる放射線(エックス線やガンマ線)と同じく、すべて電磁波です。ただ波長(短いか長いか)が違うということです。
熱中症診療ガイドライン2015
熱中症は、体内での熱の産出と熱の放散のバランスが崩れて、体温が著しく上昇した状態だが、体への熱の出入りに関係する気象条件としては、気温(周囲の空気の温度)、湿度(空気に含まれる水蒸気量に関係)、風速、放射(輻射)熱(太陽からの日射、 地表面での反射、建物からの輻射など)がある。気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日射・輻射が 強いという条件は、いずれも体からの熱放散を妨げ る方向に作用するため、熱中症の発生リスクを増加させる。(日本救急医学会 熱中症診療ガイドライン2015より抜粋)
温度測定してみました(ルポ)
私の居所にて温度測定をしてみました。(7月18日)
部屋で冷房使用していたのに、窓のある部屋にいたらとても暑かったんです。これが放射(輻射)熱の影響だったとは!
冷房使用で、窓際の温度がなんと39.1度!そりゃ暑いわけです。危ないですね。部屋の真ん中で調べたらエアコン設定に近い気温。そして、今回荒木さんの住まいコンサルを受け導入した断熱と遮熱に優れた高性能ブラインド「ハニカム構造ブラインド」を閉めて温度測定したら、なんと26.7度にまで下がりました。
エアコン25度設定
窓のブランドを下げた窓側の温度11:15 26.7度
(外気温測は13:19 日蔭36.9度でした)

窓際(ブラインドなし)39.1度

部屋の真ん中 26.5度 窓から約3.5m

ブラインドを下げた状態で26.7度
時計についている温度計なので、時計自体が熱くなっていたので、1時間ごとの測定となりました。
サーモグラフィー結果(ルポ)
そして、このブランドを別の部屋でサーモグラフィーを使った実験結果をお見せしましょう。
(実験は荒木さん8月7日 気温35度)
■通常のカーテンの場合 一番温度が高いところ=黄色くなっている部分が43.4度!
ハニカム構造ブラインド使用の場合、一番高いところでも32.0度に抑えられています。
その温度差はなんと11度以上!!
知っておきたい「遮熱と断熱」
この結果はこのハニカム構造高性能ブラインドが「断熱」にも「遮熱」にも優れているということだそうですが、知ってるようで知らない「断熱と遮熱の違い」について知っておくと、夏も冬も快適な住まい環境をつくれるということなので、荒木さんに聞いてみましょう。
ちなみに「断熱」と「遮熱」同じ「熱」が使われているけれど、これには明確な違いがあって、「断熱」とは熱が伝わる時間を遅くすること。「遮熱」とは熱エネルギーを遮断することだよ。
断熱・遮熱性能のあるブラインド

居室の窓は高さが2メートル超で、通常のカーテン4枚分の横幅です。オーダーカーテンではこの値段ではできません。サイズもフルオーダーでき、お値段のこと書きますと8万円ほどでしたが、即決!
ハニカムブラインド
蜂の巣構造のことをハニカムと言います。このブラインドの素材は、不織布で障子紙のように外の光が優しく室内に入り込みます。
カラーも選べます。私は自然光が美しく入る白にしました。(アイボリーと迷ったのだけど)リビングなので採光のものを選んでいます。真夏にブラインドを下げたままでも自然光が入っていて明るく日中は照明がいりません。
寝室なら遮光のものでもいいですね。
ハニカム構造・断熱ブラインド aSsuとは、導入効果を示す頭文字!
a 暖かい・暑くならない(快適性の向上)
S スマートな使い方(省エネがさらに向上)
su スッキリした意匠性(デザイン性の向上)
賃貸住宅にお住いの方や、リフォームするにはという方はぜひ採用いただくと、夏も冬もエアコンの効きがよくなり光熱費が下がるだけでなく、快適な住まいを手に入れることができますよ。
もちろんこれからお家を建てられる方にもお選びいただいています。
性能の高い窓「ペアガラス」「トリプルガラス」に、このブラインドをつけることで、さらに性能を高めることが可能です。壁と同じ(サーモグラフィーの左側の色=紫の温度まで下げることが可能です。
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まとめ
もう夏は終わり・・とはいかずまだまだ残暑続きます。来夏に向けて、今から対策することは、冬の寒さ対策にもつながりそうですね。暑い暑いといってクーラー使用しても、熱中症の危険があることや、本当の暑さ対策を知ることで和らげることができますね。
私は、来夏、ゴーヤカーテンか、でもゴーヤが好きではないので、あさがおカーテンにチャレンジして、窓に熱を当てないようにする「遮熱」を試みたいと思います。
窓は最低限でペアガラス、できればトリプルガラス。これはやっておかないと本当にあとで後悔します。夏場だけでなく冬の寒さも同じように対策が可能です。これからお家を建てられる方だけでなく、リフォームのご相談、賃貸住宅でも快適に過ごす方法などの住まいの情報、暮らしの健康情報相談を承っています。→暮らしのコラム
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