先日、演奏家の方(ピアニストさんとヴィオラの方)とお席ご一緒なりまして。「いつも姿勢をよくして演奏しているのに、体がつらい。」演奏家はみんな体を悪くする。って。ご自身の悩み混じりにお話くださいました。
「よい姿勢で演奏しよう」といつも気をつけているし、そう指導もされてきた。
でも、演奏家はみんな体、悪くするって。
それってどうしてでしょう。
今日は、演奏家が、姿勢をよくすることをいつも演奏しているのに、肩こりや腰痛、背中の張りなどのお悩みを今日は解決する方法をみていきましょう。
ピアノや弦楽器だけではなく、歌や管楽器等をされている方も共通する内容ですので、ご興味ある方は読み進めてくださいね。
目次
よい姿勢ってどんな姿勢?
姿勢よくといえば、どんな状態?
「気をつけ」「胸を張って」「背筋をピンと伸ばして」「腰を立てて」「頭が上から引っ張られるように」などでしょうか。。
みなさん、よい姿勢ってどんな姿勢のことか、ちゃんと考えたことありますか?
子供の頃から教えられてきた「気をつけ」「胸をはって」「背筋をピンと伸ばして」って、これに疑問を持たずに大人になるまで、生きてきたの?
あああ、ぼーっと生きてんじゃねぇよって、ちこちゃんに叱られますよ。笑
よい姿勢のイメージの代表格「気をつけ」「胸をはって」「背筋をピンと伸ばして」は、主に見た目のこと。私たちは、姿勢といえば、見た目でもってよい姿勢と思い込んでいるようだけれど。それが大きな間違いを生んでしまうのです!
「見た目のかたちの姿勢」にだけとらわれてだけで、実際の体の状態はついっていっていかないのです。演奏には「見た目」ももちろん大切です。
でも演奏のためのよい姿勢には見た目だけでなく、他にもっと大切なことがあるはずですよ!
演奏者は何のために姿勢をよくするの?
ここからはみなさんもご一緒に考えてみませんか。
「じゃぁ、姿勢が悪い状態で演奏するとどうしてよくないの?」
「まず、見た目が悪い。」そうでしたね。
「のびのびと演奏できない。」のびのびって何?
「自由に指が動かない。力む。」なるほど。
「全身を使って演奏できない。」「指先、手先だけになってしまう。」
「歌や管楽器だと、息がたっぷり吸えない。」
これは、歌や管楽器に限らず演奏には呼吸がポイントですよね。
周りの人と息を合わせるアンサンブルとか。演奏のリズムやテンポ感なども影響があります。
呼吸は、人前で演奏する時のその人の佇まいや、落ち着き(緊張していない)状態も表します。
「何のためによい姿勢で演奏するの?」
「よい演奏をするため。」よい演奏とは?
「きいている人に届く音楽。」届く音楽って何?
「楽器がよくなっている状態。」
そのためにはどうすれば?
「演奏者が、全身を使って(体、心、呼吸)楽器を奏で、聴衆に伝えられる状態」
のためによい姿勢をするんですね。
あえて、問答みたいにしましたが、みなさんの答えはいかがでしょう?
もう一度よい姿勢を考えていましょう
気をつけをイメージしてみると、自分の体はどうなっていますか?見た目だけでなく、自分の体の状態も感じ取ります。
このときに、自分の全身の力がきちんと楽器に伝わりそうですか?小手先でなく演奏できそうですか?ちょっと難しそうですね。
じゃあ「気をつけ」ではなく「休め」
これはどうですか?
いや、これでは力が入らない。
そうですね。では気をつけも休めも不正解です。
気をつけのことを「(硬)カタックス」
休めのことを「だらックス」(笑)と言います。
他に何かがありますか?
あ。
「リラックス?!」
はい正解!!
リラックス、みなさんはダラックスになっているんです。
ダラックスがダメならと姿勢を正して、カタックスになるんですよねー。そのちょうどいいところのリラックス!にしたいのに難しいですね。
Wikipediaでは、リラックスは「くつろぐこと」とありますが「体や心が張り詰めた状態にないこと。」ともあります。みなさんのイメージでは、だらっくすになってしまっています。
では、スポーツ選手が、試合前に力んでいたり、緊張している様子があったときに、監督が「リラックスしていけば大丈夫だ!」と言った時に、誰も「だらックス」状態になりませんよね。

武道では呼吸で勝負が決まるとも言われています。呼吸が深い方が落ち着きがあり相手が叶わないと感じるのです。
リラックスすれば、練習した通りの力が発揮できるよ。という想いが込められていますよね。
優秀なプレイをするスポーツ選手をイメージしたら、無駄な緊張や力みがなく、全身、全力の力が出し切れる自分本来の状態。周りがよく見えて状況に対応している状態(集中している状態。)これをリラックスの定義としてもよいのではないでしょうか。
これは、スポーツだけでなく演奏でも同じ「パフォーマンス」をよくする上では、どのことにも共通することですね。
自分のリラックスした姿勢を見つけよう!
年齢とともに演奏者も体への負担を感じるようになります。それは、年齢とともにくる身体の衰えが原因です。筋力、体力など。だからこそ、演奏は指先ではなく、全身で体を使っているとも言えるのです。
たとえば、演奏に限らず、姿勢ひとつ。立つこと、座ること自体において、自分の筋力の衰えにより、自分を支えられなくなって、たとえば背中に腰に負担をかけて姿勢を保っているかもしれません。
まず、自分の体が安定していないと、どこかに無駄な力が入ってしまいます。たとえば、気をつけのときは、どうですか?
長時間保とうとしたときに、どこが疲れそうですか?背中、肩。立っていたら、太もも、脚。などでしょうか。そこへ負担がかかってしまうのです。
これは以前に書いた記事「姿勢をよくしようとしすぎて失敗する例」と同じことが起きているといえます。
どの筋力が衰えたのでしょう?

背骨の土台である仙骨が骨盤とジョイントしています。
それはズバリ下半身!年齢とともに下半身が衰えるなど聞いたことがあるかもしれません。
下半身には全身の筋肉の70%が集まっているとも言われています。今回のテーマは姿勢だから下半身関係ないと思っていたあなた、それ大きな間違いです。
実は、あなたの姿勢を保っているのは下半身なのです。下半身のうち、主に太ももの内側と裏側、そしてお尻の筋肉です。
それらが骨盤を支え、その骨盤を土台に背骨が支えられて、あなたの姿勢ができあがるのです。
もし立って演奏する方、見た目の姿勢が安定しているからと仁王立ちのように立っていてはどうでしょう?仁王立ちでは、腰を支える太ももの内側、裏側、お尻の筋肉が作用しません。
これ腰や背中の負担がかかる姿勢なのがお分かりになりますか?(男性に多い腰痛の原因)また上半身がしなやかに動かないために、自由な演奏ができなくなるのです。

立つ時は、内股NGデス。腰を支える筋肉がすべて使えない立ち方です。この立ち方で、太ももの内側を使うことが習慣付けできますよ。
ですので、脚は開いても腰幅(より狭く)膝は伸ばしきらない(無駄な緊張を起こさない)という姿勢が大事です。
普段から、座っている時は膝を閉じて、腰を支えるために必要な筋肉を整えましょう。
座って演奏する方、あまり脚を広げないでください。これも仁王立ちと同じこと。腰が支えられません。ためしに、座った状態で広げた脚の膝を閉じてみましょう。どうですか?目線が高くなりますね。
この状態で「腰が立って」いますよ。膝を閉じるというのは、太ももの内側を使うことになります。そのつながりで、太ももの裏お尻が腰を支える座り方になるのです。
演奏上、脚を広げる場合にも、しっかり「太ももの内側」を意識すると、腰を立てて座ることができますよ。
また普段の歩き方でも腰を支える筋肉を整えることができますよ!
(参考記事)→太ももの内側、裏側、お尻を使うウォーキングフォームを習得しよう!
体を使って演奏する
演奏家向けの姿勢お悩み相談の回答させていただきました。いかがでしたでしょうか?
何かお役に立てるポイントがあれば幸いです。
楽器の演奏は、年齢とともに体に負担がかかるかもしれません。演奏家の方は、体が資本ですよね。体づくり(筋力、体力)も演奏のうち!年齢とともに体のケアをする時間を確保してみてください。
だからといって、昔の体育科系吹奏楽部や合唱部のように、走ったり腹筋は不要!ですよ。大人になりましたしね。まずは普段の歩き方からの体づくり。日常生活では、姿勢のための下半身を意識してくださいね。
きっとご自身の体の状態も変化し、日常生活が楽になることと思います。演奏家の方のための、ストレッチやセルフケア方法等は、次の記事をご覧ください。
(続きを読む)→演奏家のための体リセットストレッチ特集

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